1910s LONGINES "13.33 1st model" by Eberhard-Milan

1910年代製造 ロンジン 希少なCal.13.33搭載 シルバー900ケース モノプッシュクロノグラフ 大変貴重な1stモデルです。1913年に登場する、名機Cal.13zn以前の自社製ムーブメントCal.13.33の初期型ムーブメントを搭載。"ダボ押し"と呼ばれる、ケース側面のボタンを押しながらリューズを回して時刻合わせを行う、古い懐中時計などに見られる特殊な操作方法を行います。パーツの面取りや曲線美、巨大な受け石など、同年代の他のブランドを圧倒する造り込みがなされており、裏蓋が2重(内蓋にも銀を使用)になった銀製ヒンジケースは、内蓋と表蓋に機械と共通の固有番号を刻印、内蓋には当時コンピューターとしての機能を併せ持つことを示す刻印と、時計博覧会にて6つの賞を受賞したことを示す刻印がなされるなど、世界的に高い評価を受けているヴィンテージロンジンならではの世界観を堪能することが出来る貴重な逸品です。ダイヤルも初期型13.33では珍しい3スケールが入るブレゲインデックスデザインで、コンピューター、計測機能を重視して造られた緻密で複雑な3スケールデザインは正に機能美と言えます。イタリアの宝飾店エベラールミラノで販売された個体で、スペード針を備える色褪せることのないポーセリンダイヤルが時代の様相も魅せています。付属のアーカイブコピーには1917年にイタリア向けに出荷されたことが記載されています。貴重なビンテージ尾錠が付属します。